株式会社高松メッキ

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2024.12.6トピックス

革新技術「ラクTinめっき®」のご紹介

当社は、低摩擦力を実現した画期的な錫合金めっき技術「ラクTinめっき®」を開発いたしました。本技術は、自動車や電子部品の高性能化・高耐久性化にお応えし、幅広い分野での新しい価値を創造します。


「ラクTinめっき®」が解決する課題
1. 作業負荷の軽減:摩擦力を最大40%低減
 自動車や電子部品の小型化・高密度化に伴い、多極化が進むコネクターには挿入力の軽減が求められています。「ラクTinめっき®」は、めっき表面の摩擦力を30~40%削減することで、従来よりも格段に軽い挿入力を実現しました。これにより、組立工程の効率化や作業者への負担軽減が可能となります。


2. 高温環境への適応力:125℃超でも安定した性能を維持
 エンジンルームのような高温環境では、従来の錫めっきは下地と合金化してしまい、電気特性が低下するという課題がありました。「ラクTinめっき®」は、この問題を解決します。125℃以上の高温でも抵抗値の上昇を抑え、160℃の条件下での試験においても優れた電気特性を確認済。金めっきに匹敵する耐熱性を誇りながら、金属コストを数千分の一に抑えています。


3. 複雑な形状への対応力:プレス加工後の端子を直接処理
 複雑な形状の製品では、電気めっきによる均一な処理が難しいのが現状です。「ラクTinめっき®」は、プレス加工後の端子に直接適用できる画期的な技術を採用。オス端子への低摩擦力めっきが可能となり、設計の自由度が格段に向上しました。


環境配慮型のソリューション
 「ラクTinめっき®」はレアメタルを使用せず、希少資源の保全に貢献します。また、貴金属を使った高コストめっきの代替としても機能し、経済性と環境配慮の両立を実現しました。


広がる活用範囲
 本技術は、自動車用コネクターや電子部品、さらには高耐久性が求められる特殊用途まで幅広い応用が可能です。多様化する市場ニーズに応えながら、さらなる量産化を進め、社会に貢献してまいります。


お問い合わせ
 「ラクTinめっき®」に関する詳細や導入については、当社ホームページのお問い合わせフォーム、又は当社営業部までお問合せください。
 
 お問い合わせフォーム: https://www.takamatsu-p.co.jp/products/contact/
 当社営業部     : 076-454-2600 (代表)

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